イジメ、ダメ。

流行りのBABYMETAL聴いてみたが、新しいし面白いしクオリティ高いので単純にすごいと思った。あと、明らかに世界市場狙ってる感というか面白がらせよう感があり、たまたま売れたんじゃないなすごいなと感じた。
んで、そのベイビーメタルをピーター・バラカン氏がまがい物だとかdisったというニュースが少し前にあったのだが、ちょっとそれについて。
何かを「まがい物」とするなら、当然それに対しては「本物」が想定されていなくてはならない。まがい物は単立では成立しない。
つまり、まがい物と発言した時点で二項対立が設けられており、その人が二元論的な世界観を抱いていることがわかる。
たとえば、ロックバンドは自分で作詞作曲してるから本物。アイドルは創られたものだから偽物。こんな感じである。しかし、人生経験積むと、自分で曲創ってても単に安易なフォーマットに乗っかっただけとか、メタ的に見たらやっぱりあやつり人形(アイドル)じゃねーかとかいろいろわかってくるのです。逆に裏方目線を導入すれば、やはりアイドルの曲もアートだと気づくとか。
二元論を克服して一元論へ。こういう脱厨二病的な思索は何分最近の問題意識ではなく、普遍なのだ。
つーわけで、キリスト教の重要な教父にアウグスティヌスっていう人がいるんですが、気が向いたらそれについて書くかもしれない。